西泊番所跡
~戸町番所の相棒~
先日、マラソン大会に向けてジョギングしていたときに「西泊番所跡」の石碑を見かけましたのでご紹介します。
西泊番所の石碑は、長崎市西泊町、西泊トンネルと木鉢トンネルの間の入江の所にあります。
…一瞬地上に出るところね!
長崎港口西岸の西泊番所は、東岸の戸町番所と対をなし、異国船の来航に備えるものだったそうです。
それぞれの番所には、番頭や鉄砲頭、足軽などが500名づつ駐屯していたことから、千人番所とも呼ばれていたそうです。
…1000人ってけっこうな人数よね?
西泊番所には、1貫800目砲から200匁砲まで合計22挺の石火矢が備えられていたようです。
[用語説明]
1貫800目砲とは、重さが約6.75kgの玉を込める大砲です。
200匁砲とは、重さが約0.75kgの玉を込める大砲です。
石火矢とは、火薬を用いて石を弾丸とする大砲です。
…1匁=一文銭=3.75g=現在の5円玉げな!
当時の玉の直径を計算すると、1貫800目砲で約175mmとなり、200匁砲では約80mmの石塊となりますので、かなり強力な大砲であったと思われますね。
…海の中に玉がゴロゴロしとるかも?
また、石火矢の射程距離は、1000m~2000mと言われており、両番所がある港口の幅が約650mですので、この番所が異国船にとっては脅威であったことは間違いありません。
…堅い守りやったバイね!
文化財としての指定はされていなくても、人の心に残っている記憶の中の文化財!「西泊番所跡」ってイイでした。
‘本日22時55分からFM長崎で
「ナカジーとゆーみんのNANかいい!」
第29回目の放送があります。皆さん聞いてね~
今週の練習量67,970歩
(延べ14,480,347歩) 自重89.0kg