長崎電気軌道の跡地
~古町、勝山町編~
長崎市のとても便利な交通手段のひとつとして路面電車があります。
本日のご紹介は、その路面電車では…なく…その跡地をご紹介します。
…跡地活用の紹介でもないよ!(笑)
先日、長崎市役所の建替えが終わりましたので、その外観だけでも見学しようと新庁舎付近をブラブラしていましたところ、近くにあるものとは少し異質で、やけに広い道路に疑問を持ってしまいました。
…画像の1枚目ば見てね!
この画像を見て「ピン!」と来た方は、昭和初期生まれか、長崎の歴史好きか、鉄ヲタですな!(笑)
もう、お分かりと思います。そう、この道の真ん中に路面電車が通っていたから、道路が広いのです。広い道路の端っこから“坂道のはじまり”で、桜町小学校(旧勝山小学校)まで駆け上がっていたようです。
…意外と急な坂道だったのかもしれんバイ
この坂道部分の軌道敷跡には、木造長屋の「勝山市場」という商店街が建てられて、かなり賑わっていたように記憶していますが、時代の移り変わりもあり、この市場も解体されてしまいました。
…市場の前が軌道敷とは知らんやった
6枚目の画像は、歩道橋から旧軌道敷きと思われる方向に撮影したものですが、建物の間をすり抜けて“坂道のはじまり”が見えていますので、間違いなくココを路面電車が通っていたのだなぁと思いました。
…路面電車って坂道登れるとね!
今回はふとした疑問から調査してみて、路面電車の変遷に触れることができ、長崎の歴史に少し詳しくなったと感じました。ほかにも現存する跡地がないか調べて、実地調査に出かけようと思います。長崎電気軌道の跡地って歴史ありイイでした。
‘長崎電気軌道HP:https://www.naga-den.com/pages/421/