西彼杵半島

西彼町キリシタン墓碑

✞西彼町キリシタン墓碑♰

~とても立派な石棺の蓋石~

 西海市西彼町平原郷(長崎市と西海市の境付近)にある、とても立派なキリシタン墓碑を見学して参りましたので、ご紹介します。

 

…二基あるとバイ

 一つ目は、「花十字紋切石立碑」です。

切り出してきた石に、花びらのような十文字を描いた紋様の碑で、紀年銘(きねんめい)、洗礼者(被葬者)銘がなく、礼拝石として使用された可能性も指摘されていますが、この花十字紋様は、当時の石工技術の高さを示すものとなっている点でも価値があります。

 …意地と根性で掘ったとバイね!

 ちなみに、紀年銘とは考古学において年代が直接人の手によって書かれたり刻まれている遺物や遺構のことをいうそうです。

 また、花十字紋の上部に「I・N・R・I」の刻字があります。

これは、イエスが磔刑(たっけい)にされたときに書かれたラテン語なのです。

Iesus:イエス

Nazarenus:ナザレ人

Rex:王

Iudaeorum:ユダヤの

「ユダヤの王ナザレのイエス」

 この刻字は、九州のキリシタン遺物の一部に見られる特徴であるそうです。

 …磔刑にされのかと思うたバイ!💦

 二つ目は、見るからに四角形の石蓋ですよね。

これは、伸展葬(しんてんそう)用の石棺の蓋石に使用された可能性を指摘されているものなのです。

 石蓋のサイズは、縦1.95m、横1.00m、石の厚みが0.15m、凹みは0.05mで、とても立派な石の蓋です。蓋の裏側を見ればお判りのように、意地と根性で掘っていますね💦

 …しかも重たかバイね!

 ちなみに、伸展葬とは、体を仰向けに伸ばした状態で埋葬する当時のキリシタン特有の埋設方法なのです。

 この墓碑が石棺の蓋石であれば、このあたりにキリシタンがいたことを示す物証となり、なによりも、石工技術自体が素晴らしいものであることから、長崎県の文化財に指定されているのです。

 …傑作と言われとるらしかバイ!

 意地と根性で素晴らしい石工技術を呈している「西彼町キリシタン墓碑」って一見の価値ありイイでした。

‘今週の練習量42,376歩
(延べ15,800,275歩) 自重88.5kg

西海観光サイトhttps://www.city.saikai.nagasaki.jp/…/spot/1/4936.html

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